心理学

キングダムで学ぼう(クリティカルシンキング・THINK AGEIN編)

心理学
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今日から新しいシリーズをやります。

タイトルもあるように「キングダムで学ぼう」です。

なぜ今回から企画を始めるのかというと、最近キングダムにハマったから。

冗談です。

ハマっているのは事実ですが、このブログでは面白くそして、楽しく学べるようにしたいからです。

キングダムは9000万部を売り上げている人気漫画でもあるのでキングダムを選びましたが、今後アニメの幅を増やす可能性はあります。
考えているのは

・ドラゴンボール
・ソード・アート・オンライン(SAO)
・鬼滅の刃

です。

話がそれました。

キングダムで学ぼうの初回のテーマは「クリティカルシンキング」です。

まずはキングダムの内容から見ていきましょう。

今回のキングダムの内容

Bitly

咸陽で花冠の儀をしているとき、飛信隊(主人公の軍隊)は遠征に出ていました。

わかりやすくいうと、「咸陽」は秦国のお城で「花冠の儀」は王を任命する式典です。

遠征に出ていた飛信隊に昌平君(軍総司令であり河了貂(かりょうてん)の先生)から一通の伝令(手紙の様なもの)が届きます。

伝令を読んだのは飛信隊の軍略を担当する河了貂(実写だと橋本環奈)です。

一見すると普通の司令のように見えました。

いや、間違いなく普通の司令だと普通の人は思うでしょう。

なぜなら、伝令は軍師に届くまで封は破れてはいけないのに、この時は封が破れていたのです。

伝令は情報漏洩を防ぐために誰にも見られないようにしています。

誰にも見られていないことを証明するために、封がついているのですが、この時は破れていました。

つまり、伝令を運んだ人は伝令の内容を盗み見ていたのです。

※封筒についているシールをイメージしてください。

しかし、伝令運びは普通の伝令だと思い河了貂たちに伝令を届けたのです。

その伝令を読んだ河了貂は伝令がおかしいことに気づきます。

なぜ気づいたか。

それは司令が二流のものだったからです。

河了貂が思ったことは「先生(昌平君)がこんな司令を出してくるはずがない」です。

河了貂は「なぜ、こんな司令を出してくるのか」を読み解きました。

それで分かったことは、花冠の儀を狙った反乱が起きることを伝えているということでした。

もちろん最初は飛信隊のリーダーの信(実写だと山崎賢人)もそんなはずはないと疑いました。

なぜなら、昌平君は嬴政(えいせい、秦の大王・後の始皇帝)と対立していた呂不韋(りょふい)陣営だったからです。

嬴政を倒すための反乱なのに敵対する昌平君が反乱を伝えてくるのはおかしいと信は思ったわけです。

他の人も初めはそう思ったことでしょう。

しかし、河了貂は昌平君が呂不韋(りょふい)陣営から離反する(裏切る)という意味でもあると捉え、飛信隊は嬴政を助けるために咸陽に向かいました。

実際、咸陽では反乱が起きていました。

解説

さて、ここから学べることは2つです。

・鵜呑みにしないこと
・考え直すこと

鵜呑みにしないこと

そんなの分かっているよという人もいると思います。

しかし、私たちは権威のある人に言われたことは鵜呑みにしがちです。

例えば、医者から出された薬の成分は何かを詳しく調べたり、医者に聞いたりする人はほとんどいないと思います。

もちろんそのはずで、看護師ですら医者に言われたら、間違った薬でも患者に投与したり、処方したりします。

これは研究でも確かめられています。

それが、尊敬する自分の先生(師匠)であればなおさら、疑うことはしないでしょう。

ですが、どんな時でも物事を疑うことは大事です。

河了貂は伝令を鵜呑みにしなかたので昌平君の暗号を解くことができ、反乱の鎮圧に行くことができました。

考え直すこと

自己啓発でよく言われるのが、「言われたことをまず、やってみる」です。

知覚動考です。

「知って→覚えて→動いて→考える」という意味です。

「ともかく動こう」と耳が痛くなるほど自己啓発セミナーではよく出てきます。

もし、河了貂がこの順番で動いていたらどうなっていたでしょうか?

間違いなく反乱の鎮圧は遅れていました。

もしかしたら、秦を守ることはできなかったかもしれません。

動く前に考えることはすごく大事です。

しかし、ただ考えるだけではよくありません。

どのように考えるのが良いのか?

それは自分の前提は何かを考えることです。

ちなみに、前提を考え直せば直すほど、正確な予測や結論に達しやすくなることが研究で示されています。

平均では4回以上、自分の前提を考え直すと良いと示されています。

河了貂が何回考え直したかは定かではありませんが、何度か自分の前提を考え直しているのは間違いありません。

そもそも昌平君は飛信隊の敵です。

この前提を崩さなければ、伝令の暗号には気がついていません。

少なくとも一回以上は考え直しています。

このように前提を考え直すことは正確な判断をするためには重要なことなのです。

まとめ

今回は河了貂の例を出して解説しました。

考え直すでいうと、李牧の方が河了貂よりすごいと思います。

彼の考え直す回数はものすごく多いです。

今度、李牧のシーンをいくつか出して解説しましょう。

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