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【要約】THINK AGEIN 〜発想を変える、思い込みを手放す〜「アダム・グラント新刊」

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【要約】THINK AGEIN 〜発想を変える、思い込みを手放す〜「アダム・グラント新刊」

こんにちは、くらぴょんです。

今回はアダム・グラント先生の2022最新刊「TNINK AGEIN」の要約をしていきます。

私の感想から話しますと、すごく良い本だと思います。

何が良いかというと、

・今の時代にものすごくマッチしている。
・クリティカルシンキングが苦手な日本人が読むと、とても勉強になる。
・心理学の先生なので、読みやすくしてくれている。

このように思った内容は後で詳しく話しますが、本当にサラリーマンや投資家だけではなく、親が読んでも生活に活かせる知識が満載です。

もちろん学生にも、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。

本を読む気力がないよって人はぜひ、最後までこの記事を読んでいただきたいです。

自分で読むって人にとっても、大体どんなことが書いてあるのかを知ってもらって、本を読むときにより理解を深めことができたら幸いです。

アダム・グラント先生とは?

初めて聞いたよって人のために少し筆者の話を話をさせてください。

知ってる人はすっ飛ばしてもらって構いません。

アダム・グラント先生といえば中田敦彦のYouTube大学でも取り上げられた「GIVE& TAKE」が有名ですね。

他にもメンタリストDaiGoさんがおすすめされていた「ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代」もあります。

すごい方々が取り上げているのでそれだけ、普通の人ではなさそうだと思いませんか?

もちろん普通の人ではなく、とんでもなくすごい人です。

彼は、ペンシルベニア大学のウォートンスクールの教授です。

カタカナが多いですが、ペンシルベニア大学は世界でもトップクラスに頭がいい学校です。

低い時でも20位以内には入ってきます。

有名な卒業生でいうと

・ウォーレン・バフェット
・ドナルド・トランプ
・イーロン・マスク
・ノーム・チョムスキー
・マーティン・セリグマン(ポジティブ心理学創設者)

聞いたことある名前2つはありますよね。

ここで教授をされています。

コンサルをした企業が以下です。

・GooGle
・ディスニー・ピクサー
・ゴールドマンサックス
・世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人
・世界でもっとも重要なビジネス思想家50人

などにも選出されています。

実はまだ2022年で41歳という若い先生です。

これからもっと注目されていくでしょう。

THINK AGEINとは?

THINK AGEINとはどんな本かというと、「考え直す、再考すること」について解説している本です。

どうして、「考え直す、再考すること」が重要なのかというと、私たちの周りは目まぐるしいスピードで変化しています。

こんなにも未来が読めない社会はこれまでありませんでした。

例えば、「2030年:すべてが加速する未来に備えよ」の中ではこのように書かれています。

【要約】2030すべてが「加速」する世界に備えよ〜未来予想図は思った通りに叶えられていく〜
今回は「2030すべてが「加速」する世界に備えよ」の要約をします。 これを読むメリット ・未来を先取りできる ・流行に強くなる ・転職で有利になる ・モノの選び方が変わる ・投資する銘柄が変わる ・未来は暗いばかり...
われわれはこれからの100年で、2万年分の技術変化を経験することになるという。
つまりこれからの1世紀で、農業の誕生からインターネットの誕生までを2度繰り返すくらいの変化が起こるわけだ。
ピーター・ディアマンディス,スティーブン・コトラー. 2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (Japanese Edition) (p.32). Kindle 版.

さらにこのスピードは加速していくことでしょう。

このような社会では今までは常識だったことや学んだ知識は変わっていく可能性が高いです。

不変なものではなくなっていくのです。

だから、一回学んでOKではなく、何度も知識のアップデートをしていく必要があります。

アダム・グラント先生はこのように言っています。

変化の時代を生き抜くために必要なことは、考えること・学ぶこと以上に、再考する・知識をリセットし学び直す能力が必要

人は一度真実だと思うと、疑おうとはしなくなります。

あなたも経験ありませんか?

人に「それは違うよ。〜だよ。」と否定されたとき、自分がそれに確信を持っていればいるほど、疑いません。

否定された人に

・そんな訳ない。
・全然違うから。
・なんも知らんくせに言うな。

と言ったり思ったりした経験があると思います。

私だってあります。

ですが、もしかしたら違うかもしれないと、自分の知識を疑ってみることで新しい発見があったり、正しい知識が得られたりします。

学ぶ目的は信念を肯定することではなく、信念を進化させることです。

常に進化です。

スーパーサイヤ人のように、我々も限界を超えていくことが重要です。

では、どのように自分の考えを再考すると良いのでしょうか?

自分の考えを再考する

科学者のように考える。

私たちの中には4種類の職業の思考モードがあるといいます。

・牧師…信念がぐらついているとき、理想を守り確固としたものにする。
・検察…他者の推論に異論を言う。相手の間違いを明らかにする。
・政治家…多くの人を味方につけたいとき。自分の支持を集める。(肯定するものを集める)

※4種類目は後で話します。

このような状態でいる時、私たちは自分自身が間違っていることを疑いません。

言い換えると、自分の前提が絶対的なものとして扱っています。

わかりやすくいうと、「地球が世界の中心で地球の周りを太陽が回っている」と信じている時代と同じです。

もちろん正しければ問題ないですが、常にそういう訳ではありません。

では、どうするといいのか。

4種類目の職業の思考モードが必要になります。

それが科学者です。

科学者は以下のような再考サイクルで物事を考えます。

謙虚さ→懐疑→好奇心→発見

後で詳しくサイクルのことは解説しますが、再考をすればするほど、つまりこのサイクルを回せば回すほど、成果が高くなったり、予測の精度が高くなることが研究でも明らかになっています。

新興企業の創業者を対象に行われた研究によると、科学的な思考モードのトレーニングを受けた創業者グループは比較対象群と比べて2倍以上のペースで利益を増やすことができました。

また別の調査では正確な予測をする人は、そうでない人より見解を頻繁に改めるそうです。

平均的な人は再考回数が2回なのに対し、正確な予測をする人は4回だったそうです。

見解を疑うことが正確な予測にどのくらい大事かわかりましたね。

さて、再考サイクルを詳しく解説しましょう。
まず、何かを学ぶ時には謙虚さ、つまり自分はまだ知らないことがたくさんあると無知を自覚するところから始まります。

どうやって無知について気付けるかはこの後話します。

無知を自覚しない以上勉強なんかしません。

無知を自覚すると、自分の知っていることが正しいのか、もっと知るべきことはないのかと思うようになります。

すると、色々調べたり、実験したりして新たな知識・発見が得られます。

例えば、私は全く医療に関する知識はありません。(謙虚さ)

だから、私は自分の知っている知識が正しいのか(懐疑)、もっと良い方法はないのか(好奇心)と思います。

それが原動力となり、あらゆる本を読んだり、ネットで検索したりして知識を得るのです。(発見)

でも、自分が無知なことって気づきにくいです。

なぜなら、知らないから。

鬼滅の刃をしならければ、柱の名前や種類は何があるかなんか考えることはありません。

私の場合だったら、ワンピースには何団がいるのかは気にもなりません。

だってワンピース知らないもん。

ではどうやって無知を自覚したら良いのでしょうか?

無知を自覚する方法

それは二つの感情を自覚することです。

自信と不安です。

人は能力が欠如している時に、自信満々になるそうです。

ダニング=クルーガー効果は聞いたことありますか?

一部の人はダニングってると言うそうですね。

画像を見てもらうと、山が一つありますね。

その山の頂点を「マウント・ステューピッド」といいます。

最高に自身があり、再考を全然しないところです。

ここから学び続けると、知らないことが出てきて、自分は無知なんだと自覚をして、知識が増えてくるとともに本当の自信がついてきます。

このように、自信があるときは「ダニングってる?」と自分自身を疑うと良いでしょう。

次に不安です。

不安があるということは古い知識ややり方を改善するべきという合図だといいます。

インポスター症候群というものがあります。

これは、実力はあるのに自分に自信が全くない状態です。

こちら

インポスター症候群になるのをすすめているわけではありませんが、インポスター症候群の人の性格にはメリットがあります。

・努力する傾向
・学習する傾向

これらが高いと言われています。

この性格を我々にも応用する、つまり不安を感じたときに成長につなげることができるといいということです。

しかし、人間にはバイアスがあります。

・確証性バイアス
・望ましさバイアス

この二つが邪魔をして、自分の信念に反することになると突然耳を塞いでしまいます。

内なる独裁者があなたの中にいると思ってください。

もちろん私の中にもいます。

この独裁者が信念を脅かすような危険な情報は門前払いしているのです。

では、どうしたら、自分の信念に反することでも、受け入れ信念を進化させることができるのでしょうか?

信念を進化させるために

間違いを喜ぶ

間違いを喜ぶなんて普通に生きてたらできません。

私も間違えたくないと思ってしまいます。

ですが、間違えを発見することは、一つ間違えが減ったということです。

高橋ダンさん本の中でも次のような言葉がありました。

なぜ失敗の仕方をマスターするのか。失敗の仕方をマスターすれば、それを回避する方法がわかる。そして失敗を回避していれば、成功は自ずとやってくるものなんだ

高橋ダン,向山勇. 世界のお金持ちが実践するお金の増やし方 (Japanese Edition) (p.52). Kindle 版.

間違えがわかれば、正解に向かって一つ進んだという意味です。

行動経済学者のダニエル・カーネマンは次のように言っています。

自分が何かを学び得たかどうかを知る唯一の方法は自分の過ちを発見することだ。

アイデンティティと切り離す。

自分の信念を否定されたとき、人は自分まで否定されたと思ってしまいます。

私もその1人です。

子供の頃私はその経験があり、人前で意見を言うのが苦手でした。

自分が否定されているように感じてしまっていたからです。

今でも完全に切り離すことができているかというとそうではありません。

ですが、以前よりはマシになったと思っています。

仕事のときは毎回会議があるので、少しずつ改善できている気がしています。

そうは言っても難しいですよね。

間違えを人に見せるのは嫌ですよね。

言うのは簡単だよってやつです。

わかります。

ですが、ミスを認める方が評価は高くなります。

誠実さが伝わるからでしょう。

開放性を高くする

開放性とは新しいことにどれだけ心を開いているかを表すビッグファイブの一つです。

開放性が高い方が、自分の信念を変えやすいです。

例えば、人から何かを教えてもらった時や、新しい情報が出てきた時に、開放性が低い人は昔のものに固執しやすいです。

例えるなら、会社のおじさん管理職でしょう。

いつまで経っても、出勤させたり、アナログで進めたりと今までのやり方にこだわります。

ですが、効率を考えると、オンラインで進めた方が早いときはいくらでもあります。

私の友人にもいます。

会社でパソコンを使って仕事をしているそうですが、リモートではさせてもらえないそうです。

機密情報があるのなら仕方ないと思いますが、そうでもないのにリモートにしないのは効率が悪いとしか思えません。

私も機密情報があるときはオフラインになることもあります。

それ以外であれば、基本オンラインです。

新しいことに心を開いておくことで、受け入れて前進することができるのです。

他者の意見

人は自分を客観的に見るのは難しいものです。

例えば、あなたのルックスを評価してくださいと言うと大体の人が「中の上あたり」と言います。

「平均よりちょっと上」というのです。

冷静に考えるとわかります。

平均より上の人しかいない世界はありません。

学校のテストで平均点が60点であれば、テスト受けた人全員が65点以上なはずないのです。

このように人は自分を客観的に評価するのは難しいので、他者の意見を取り入れることが重要です。

インサイトの著者であるターシャ・ユーリック氏も自己認識をする時には他者からのフィード・バックを進めています。

THINK AGEINでは「挑戦的なネットワーク」を提案しています。

挑戦的なネットワークとは、盲点を指摘してくれて、弱みを克服する手助けをしてくれる人たちです。

自分の弱いところを知るのは辛いと思います。

私もやはり耳が痛いです。

ですが、誰に言われるかによってはそれを受け入れることができるので、この人なら受け入れられるという人に言ってもらうのが良いと思います。

教えるつもり勉強法

人は名前を知るだけで全てを知った気になるバイアスがあります。

例えば、皆さんがよく使うBluetoothについて教えてくださいと言われても結構難しくないですが?

どのような仕組みで動いているのか説明できないと思います。

教えるつもり勉強法を取り入れるとこうはいきません。

Bluetoothを誰かに教えるためにはしっかりと説明できるまで理解をしなければなりません。

心理学者によると、私たちは「説明深度」(自分が説明できる知識の深さ)を錯覚しがちだといいます。

この錯覚に気づくためには、メカニズムについて説明してもらうと良いそうです。

つまり、教えるつもり勉強法を取り入れると、メカニズムを説明できるようにする必要があるので、この錯覚も防ぐことができると思います。

人生プランを再考する

将来の自分像を広げる

アイデンティティを早期に決めてしまうとその道しか進めなくなってしまう可能性があります。

ミュージシャンを対象にした研究では、音楽を生業にしようとすでに決めている人は信用できる助言者からのアドバイスを7年間に渡り無視する傾向が強かったのです。

グリッドは成功する上で重要なスキルですが、高すぎても問題です。

うまくいかないのに進み続けるからです。

時には違う路線に切り替える方がグッドな時もあるのです。

例えば、今までやってきて身につけたスキル、役職を捨ててでも、成長のために転職をした方が良いこともあります。

その後の後悔するくらいなら、転職した方が良いということです。

恋愛も同じではないですか?

好きな人に告白する。

勇気がいることですし、関係性がおかしくなることもあります。

ですが、しなかった時の後悔を考えると告白した方がやっぱりいいです。

その後の一生を後悔するくらいなら、行動してみた方がいいですね。

あなたが若ければ若いほど。

行動を変える

幸福を追求するとき時環境を変えようとします。

霜降り明星さんのネタでも次のような場面があります。

せいやさんがケンコバさんのモノマネをしながら
「どんだけオモロい話か知らんけど、下ネタとかもうやめません?」

粗品さん
「インド行ったー!」

インド行けば、人生変わると思っている。

インドに限らずですが。

しかし、環境よりも行動を変えた方が幸福は長く続くことと研究で言われています。

幸せはどこにいるかではなく、何をするかで決まるのです。

まとめ

すごく良い本なので私も熱が入って長い記事になってしまいました。

この記事では個人に焦点を当てて解説しましたが、組織や1対1の場合でも使えることが書かれていますので、ぜひ読んでみてください。

あなたがTHINK AGEINを読んだら、もしかしたら私の解釈が間違っているところがあるなと思うかもしれません。

そのときは、私も再考をします。

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