早速ですが問題です。
以下の画像の机を見てください。
右と左、どちらが長いと思いますか?
右が長く見えた人は行動経済学を学んでみてください。
行動経済学とは?
これは、心理学と経済学を一緒に考える学問です。
分かりやすくいうと、人は何かを選ぶときにどうやって決断しているのかを研究する学問です。
ではどんな時に役立つのかと言うと
・節約が上手になる。
・無駄な消費・浪費がなくなる
・大事な決断をするに間違えにくくなる。
・相手の決断に影響を与えることができる。
・営業で強くなる。
・騙されにくくなる。
・話し上手になる。
・賢い判断ができるようになる。
・人間観察が抜群に面白くなる。
行動経済学は1人でも使えますし、対人関係でも使える内容なので、ぜひ読んでみてください。
ファスト・アンド・スロー
さて、行動経済学の本を色々まとめていこうと思うのですが、やっぱり行動経済学といえばもうこの人しかいません。
ダニエル・カーネマンです。
この人の本といえば、このブログ内でも何回も紹介しているファスト・アンド・スローです。
こちらの本はタイトルにもあるように、意思はどう決まるのかを解説しています。
・バイト代で欲しいものを買うとき
・自己投資をするもの
・マイホームの値段が適切か
・マイホームを買うべきか
など人が何かを考えるときに歪んだ考えをなくし、理想的な答えを導くためのサポートになるでしょう。
ファスト・アンド・スロー(上)には概要が書いてあるので、少し行動経済学をかじってみたいという人はこちらだけでも読んでみるといいと思います。
予想どおりに不合理
ダン・アリエリー先生は行動経済学の権威でデューク大学の教授をされています。
デューク大学は世界でもトップ20に入るほど頭がいい大学です。
※東京大学は20位に入ったり入らなかったりで、東大よりも頭がいいことは間違いないでしょう。
そんな大学で教授をされているダン・アリエリー先生はたくさん本を出されています。
私的には、ダン・アリエリー先生の本の方がファスト・アンド・スローよりも読みやすいかなと思います。
「予想どおりに不合理」はダン・アリエリー先生の原点となる本で、人間の不合理性について詳しく書かれた本です。
・人間関係で起こりそうな問題
・プレゼントの値札を外す心理的理由
・部下の働きが悪い理由
・部下のやる気を引き出すために
これらの問題を解決することができると思います。
人間のバイアスを取り上げられた本です。
消費者として愚かな選択をしてしまう場合についても書かれています。
節約をするときに使うこともできます。
興味がある人は読んでみてください。
不合理だからうまくいく
こちらの本は前作の「予想どおりに不合理」と比べて違うのは、職場と生活・家庭の不合理について書かれています。
こちらの本もかなり読みやすいです。
多くても1日100ページほどしか読まない私ですが、これは250ページほど読んでしまいました。
それくらい面白いです。
人生の負担を減らし、楽しみを増やす方法も書かれています。
これを取り入れることで、恋人・夫婦とマンネリ化しにくい関係を気付けたり、飽き性の改善にも繋がるでしょう。
ずる 〜噓とごまかしの行動経済学〜
人は他者に監視されていないときは不正をしがちです。
というか、人間は「ずる」をする生き物だとして扱います。
なぜ不正をするのか、どのように不正するのかについて書かれた本です。
また、不正の防ぎ方、解決策も提示してくれています。
これを知ることで、会社での不正を防いだり、不正を起こしやすい人が分かります。
これば分かれば、正直な人と付き合うことができたり、正直な人に人を変えていくことも可能だと思います。
無料より安いものもある 〜お金の行動経済学〜
2022年5月現在、最新の本です。
これ、私はダン・アリエリー先生の本の中で一番面白かった本です。
この本は無料だからといって飛びつくとそれ以上に高い代金を払うことがあるといっています。
そして、どういう心理になるとこのようなあやまちやお金を浪費してしまうのかが書かれています。
「無料」というキーワードは私たちの選択を度々ゆがませる、魔法の言葉です。
ティンカーベルの粉と同じです。
この言葉を聞くと私たちの感情は宙に浮いてしまうのです。
老後のお金が気になる人や節約がしたい人にはうってつけの本だと思います。
欲望の錬金術
こちらの本も人間の不合理(心理ロジック)について書かれた本です。
行動経済学というよりは、マーケティングに近いかもしれません。
筆者が一貫して言っているのは、「合理的が全てではない、人間の不合理に注目しなさい」ということです。
一つ例を挙げると、プラシーボ効果は人間の思い込みによって生まれるものです。
言い方を変えるとインチキのようなものです。
しかし、筆者はインチキでも効果が実際に出ているのであれば、もっと効果を上げる方法を研究するべきだと言っています。
合理的に考えていたら、注目しないプラシーボ効果ですが、効果があるなら研究する必要があるというのは的を得ています。
それによって救われる命が増える可能性があると考えると、必要なものだと思います。
このように、合理性を追求するのではなく、不合理にも注目することが重要だと、この本は教えてくれます。
他の方は、人間の不合理について教えてくれる本であり、不合理の使い方をここまで教えてくれる本はなかったです。
ロリー・サザーランドさんはYouTubeで講演している動画もあるのでぜひご覧ください。
まとめ
行動経済学は様々なところで使うことができます。
確かに、行動経済学はお金を使う場面での解説が多い気がします。
ですが、それをうまく応用して、実生活に取り入れていくことで、生活の質は必ず良くなります。
生活以外にも、
・お仕事
・育児
・勉強
・健康
これらにも効果は及ぶと思います。
なので、ぜひ本を手に取ってみてください。
なぜ手に取らないの?
コメント