今回は敗者のゲームの要約をします。
最近よく投資がいいって聞いたり、YouTubeでも投資の広告があったりと投資について考えることが増えていると思います。
つみたてNisaやiDeCoもあります。
これから始めようと思う人は必ず読むべき一冊です。
以前に「インデックス投資は勝者のゲーム」の要約をしました。
今回の本もインデックスファンドがいい理由が書いてあります。
勝者のゲームと違うところは、勝者のゲームの方がインデックスファンドのより深い理解を得られると思います。
敗者のゲームはそんなことないのかというとそうではなくて、敗者のゲームは初心者向けです。
投資を始めるのにどういうの選んでいいか分からない、そもそも投資ってどうやるの?という人にオススメです。
投資をやると、方向性を見失うこともあると思います。
長期投資ってなかなか増えないから、短期でやろうと考える人もいるでしょう。
そんな人にもオススメです。
これを読むと、
・投資で失敗しないためにどうしたらいいのか?
・円安でも投資をするべきか
・何が投資で失敗する理由なのか
これらを理解することができます。
ぜひ最後まで読んでください。
敗者のゲーム
テニスの試合を見たことありますか?
日本人だと錦織圭選手や大坂なおみ選手が有名ですね。
プロの試合を見るとすごいスマッシュや駆け引きをして得点をもぎ取っています。
しかし、アマチュアの試合はそうではありません。
もちろんアマチュアでもレベルが高くなれば、そういったことも増えるとは思いますが、基本的には違います。
どう違うのか?
アマチュアの試合では、得点はもぎ取るのではなく、ミスから得点をもらったり、与えたりして試合が進みます。
運用の世界も同じです。
ミスを減らすことが勝利をするために必要なのです。
ですが、投資を始めたら、戦う相手はアマチュアの選手ではなく、いきなりスーパースターです。
わかりやすくいうと、あなたがテニスを始めた瞬間に錦織圭選手と勝負をしなければならないということです。
普通は勝てません。
ミラクルを起こす人がいる可能性はありますが、ほぼ無理でしょう。
覚えておいてください、あなたが市場に勝つことを目指す勝負の投資ををするのであれば、相手はウォーレン・バフェットやチャーリー・マンガー、ジム・ロジャース、ジョージ・ソロスだということを。
タイミングは読めない
安く買って高く売るのはビジネスの基本です。
株も売るのであれば安く買って高く売らなければ損をします。
ただし、いつ株価が上がるかは分かりません。
だから、タイミングを逃さないようにする必要があります。
短期だとこのタイミングを逃しかねません。
長期であれば、タイミングを掴める可能性が高くなります。
ちょっとデータでみてみましょう。
1980年〜2008年の間で、ベストのタイミング逃した時のリターン
リターンを逃さなかった場合 : 11.6%
10日タイミングを逃した場合 : 8.6%
20日タイミングを逃した場合 : 6.9%
30日タイミングを逃した場合 : 5.5%
これから得られる教訓はこうです。
「稲妻が輝く瞬間に市場にいること」
そのためには長期で運用し続けることが重要です。
長期
重たいものを少ない力で持ち上げるためにはどうしたらいいでしょうか?
そうです。
てこの原理です。
投資においてのてこは時間です。
長くやればやるほど良いです。
長期になればなるほど、株式のリスクも下がります。
特に加熱した相場から始めない限りは。
タイミングは分からないって言ったじゃん。
さすがです。
ドルコスト平均法で投資をしましょう。
毎月少しずつ買うことで、高い時は少なく、安い時は多く株を購入することができます。
となると、長期におけるリスクは2つです。
・インフレ
・自分の感情
インフレ
市場リスクをとれば、インフレに対応できます。
株式の特徴はインフレに強いところです。
債券は弱いです。
わかりやすくいうと、物価が上がるから、資産が増えても物価の上昇分だけ資産が減るのです。
じゃあどうしたらいいの?
10年運用するものは株式に回しましょう。
自分の感情
短期的には株価は大きく上昇することがあります。
下落しているからといって焦って売ったり、上昇しているからといって加熱相場で多く買ったりと感情に身を任せて行動すると、損をする確率が高くなります。
焦って売ると、「稲妻が輝く瞬間に市場にいること」ができない可能性があります。
短期的に大きく下がっているからといって、焦らずに復活するのを待ちましょう。
長期になると、平均への回帰で平均に近づいていきます。
サイコロを降ったら、4回連続で同じ目を出す人はいるでしょう。
しかし、100回やったら、大体同じ割合に分かれます。
1000回やったらもっと分散されます。
だから、長期で持つことが重要なのです。
感情やバイアスに惑わせれずに正しい判断をしたい人はこちら
まとめ
今回は敗者のゲームの要約をしました。
もっと知りたい人は、インデックス投資は勝者のゲームを読んでみてください。
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