心理学

ずる―噓とごまかしの行動経済学―を具体例を挙げながらわかりやすく要約

心理学
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こんにちは、くらぴょんです。

今回は、ずる―噓とごまかしの行動経済学―の解説していきます。

この本は、なぜ人はずるをするのかを解説した書籍です。

なので、人がどう判断しているのか、人の心理を知りたいという人には合わないかもしれません。

ダン・アリエリー先生の本の中でもマニアックな方だと思います。

ただ、帯をホリエモンさんが書いているので、読んでみる価値はあると思います。

興味がある人は是非読み進めてください。

人がずるをする心理

多くの人がずるをします。

どのくらいするかというと、自分が違和感を覚えない量です。

私も全くしたことがないかと言われたら、嘘になります。

少し話を盛ったり、結果を盛ったりしたことあります。

具体的には覚えていませんが、したことはあります。

こんなカミングアウトする必要ないのに…

ずるして罪悪感はないのか?

もちろんないと言ったら嘘になります。

しかし、ここが人間の面白いところ。

人はずるをするときにつじつま合わせをするのです。

なんのつじつまか

それは以下の二つです。

・正直で立派な人間でいたい。
・利益を得て得をしたい。

この二つの均衡点となるところまでずるをするのです。

学校で需要と供給の勉強したと思います。

需要…人がどれだけ必要としているか
供給…どれくらい商品があるか

これによって、価格は決まると習いましたね。

この原理と同じように、ずるをする量が決まります。

いやいや、ちょっと待てよ。

ずるは個人だけの問題か?

テストの点が自分だけ低いと分かったら誤魔化す量も増えるのでは?

周りの生徒から目立たないよう点数を盛るんじゃないの?

自分が40点で平均点が80点あったら、みんなに合わせて70点ぐらいにするんじゃない?

逆に40点で平均点が50点ならそんなにズルはしないでしょう。

こう思った人鋭いです。

これ実は、実験で否定されました。

平均点が低くても高くてもごまかす量は変わらないと。

なるほど。

・正直で立派な人間でいたい。
・利益を得て得をしたい。

で人はずるをする量を決めるのか。

でも、ずるをしない人も中にはいます。

では、どういう人がずるをしやすいのでしょうか?

ずるをしやすい人の特徴

創造性

それは、創造性が高い人です。

言い換えると頭がいい人です。

なぜかというと、頭がいい人はずるを正当化する理由を見つけるのが得意だから。

だから、すぐ正直なことを言う人にはバカ正直と言いますよね。

頭は良くないのでしょう。

道徳的に見たらその人の方が素晴らしいと思いますが。

疲労

ヒトラーは演説をする時間を夕方にしていたのは有名な話です。

なぜかと言うと、反論つまり、何かに対抗するのには体力的にも精神的(意思力)にも負担がかかるからです。

意思力が減ってくると、人は欲求に従いやすくなってしまいます。

夜運動しようと思っていたら、眠くなってしまって、明日やろと運動をやらずに終わった日があると思います。

このように意思力が弱まるとずるをしやすくなってしまうのです。

自分を抑えるコントローラーが制御効かなくなっているわけですから。

欲求に従いやすくなるだけではありません。

正直さも減少するのです。

疲労はずるをするための精力剤になるということですね。

ずるしやすい人は疲労している人だけではありません。

それは身だしなみにも表れます。

身だしなみ

ブランド品を見たことない人はいないと思います。

ルイビトンやグッチなど。

そんなブランド品には偽物(コピー品)も出回っています。

これ、偽物を身につけている人はごまかしをしやすいです。

実験でも確かめられています。

本物を身につけている人に比べて、偽物を身につけている人はごまかしの量が約2.3倍になりました。

まぁ既にごまかしのものを身につけているので当然と言えば当然です。

これまで、どういう人がごまかしをしやすいのかを見てきました。

最後に対策を伝授して締めくくりましょう。

ごまかし対策

これは、自分がごまかしをしそうな時にも使えるテクニックです。

自分がどんな方法でずるをしているかを自覚させることです。

例えば、テストであればカンニングした回数をその場で記録し、カンニングした人がその回数を分かるようにするとかです。

そうすると、カンニングして特別指導を受ける生徒は減るでしょう。

まぁ、カンニングする生徒は多くないと思いますが。

あとは、道徳規範を思い出させることです。

例えば、ずるをしていないことをその人に書かせたり、読ませたりするのです。

甲子園の選手宣誓で、「スポーツマンシップに正々堂々戦うことを誓います。」と言うように、試験の前にカンニングしないことを解答用紙に誓わせるようにするとかです。

実生活に活かせないじゃないかと。

では、浮気対策の案を紹介して終わりにしましょう。

浮気を防止したいのであれば、財布の中に浮気をしないと書かせるか、そう書いた紙を貼るのが良いと思います。

今の時代だと、スマホのトップ画面でもいいかもしれません。

携帯でクレカを使う可能性も十分にありますので。

そこまでして、浮気をする人は多分本物です。

私の手にはおえそうもないので、弁護士に相談しましょう。

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