心理学

自信がないのは一流の人の特徴です。

心理学
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今回は「自信がない人は一流になれる」というテーマで解説します。

自信を持とうとしてはいけない


よく自己啓発本やセミナーなどでは、とにかく自信を持て、自分の可能性を信じろとよく言われます。

そう言われて自信を持てるなら言われる前にとっくに自信満々です。

ほとんどの人はそう言われても自信は持てません。

また、自己評価が低い人がポジティブシンキングをすると、自己評価はさらに悪化します。

自信がないということは何かしらネガティブな感情(恐怖・不安・心配)などの感情があると思います。

これらの感情を持つのは悪いことではありません。

人間であれば当たり前の感情です。

大事なのはそれに対する態度です。

それを変えるだけで、自信があまりないなと感じているあなたは一流になれます。

では、どのようにしたらいいのでしょうか?

自信のサイクルを回す

スキルを磨く→実際に使ってみる→結果を評価する→修正する

PDCAサイクルに似ていますね。

自信がない人が一流になれるのはスキルを磨くからです。

自信がない人は練習を怠りません。

とはいえ、自信がないだけではスキルを磨きません。

なぜなら、練習はめんどくさいものだからです。

では、練習をするためにはどうしたらいいのでしょうか?

強い意志を持ってやる?強い目的意識を持ってやる?

違う違う違う。

めんどくさい、疲れているなどのネガティブな感情に負けじと頑張ろうとするのがそもそも間違いです。

では、どうするといいのか?

押してダメなら引いてみろです。

ネガティブな感情はあるがままに捉えよ


ネガティブな感情を持つのは悪いことではありません。

むしろ人間としてなくてはならない感情です。

進化の過程で、超絶ポジティブな人は危険を察知することができず、真っ先に命を落とす可能性が高いからです。

そんな遺伝子は現在にはほとんど残っていないでしょう。

なので、ネガティブな感情を持つのはあなただけではありません。

ただし、一流になりたいまたは、成長したいのであれば、ネガティブな感情に対するあなたの態度を改めなければなりません。

ネガティブは悪い感情ではないので、捉え方を変える必要があります。

多くの人がネガティブな感情を目の前にした時にとる行動は2つあります。

自動運転モードと回避モードです。

自動運転モード

自動運転モードでは人は感情の言いなりになります。

感情にコントロールされたロボットのようになるのです。

回避モード

回避モードでは不快な感情を避けるためにありとあらゆる努力をします。

よくあるのが

・注意をそらす
・手を引く(やめる)
・思考戦略(タラレバを考える)
・薬物を使う(アルコールも同じだと私は考えています)

しかし、このような行動をとっていてはあなたの目標に少しも近づけません。

だから、ネガティブには負けずに立ち向かう必要があるのです。

なんて、自己啓発を商売にしている詐欺師のようなことは言いません。

では、どうしたら、不快な感情に身を任せたり、避けたりしなくなるのでしょうか?

それは…

名もない感情には名前をつけましょう。この世に一つかない。


強い感情を手懐けるには「NAME」戦略が有効です。

NAMEとはそれぞれの頭文字をとったもので

Notice 感情に気づく
Acknowledge 感情を承認する
Make space 感情に居場所を与える
Expand awareness 気づきを拡張する

Notice 感情に気づく

・自分がどのような感情を持っているのか。
・どこから感じるのか。
・どんなふうに感じるのか。

これらに注意を向けます。

例えば、不安を感じていると感じたら、足が震えているな、心拍数がいつもより早くなっているな、ちょっと体が硬くなっているな。のように、自分が感じていることに注意を向けます。

Acknowledge 感情を承認する

感情に気づいたら、それを認めます。

例えば、

・私は〜という感情に気づいた。
・また、〜の感情が来たな。
・あら、また来たのね〜ちゃん。よく来るね。
・最近よく会うな〜の感情。

このように感情を認めてあげます。

私は下の二つを使います。

そうすると、この「NAME」戦略が少し楽しくなります。

もし難しかったら、自分の憧れの人・好きな人に出会ったときを想像してください。

そのイメージと同じように、ただただ認めてあげましょう。

Make space 感情に居場所を与える

赤ちゃんが産まれたら、存在を認めた後に、家で生活するスペースや場所(ベッドなど)を作ります。

これと同じように感情にも居場所を作ってあげましょう。

深呼吸を何回かして、心のドアを開けてあげます。

実際に赤ちゃんを家に連れてかえるみたいに家のドアをイメージしてもいいと思います。

私の場合は呼吸と共に、空間を広げるイメージです。

風船を膨らます感じと言ったらわかりやすいでしょうか。

広げた空間に感情を置いてあげます。「あなたはそこに居ていいんだよ」と。

Expand awareness 気づきを拡張する

これまであなたは感情にスポットライトを当てていました。

これを続けつつもだんだんと外側にもライトを当てていきます。

あなたの体はどうなっているのか、どう感じているのか。

体の外の空間はどうなっているのか。五感を駆使して外の世界とつながるのです。

なんかすごく宗教ぽいですが、本当に効果のある方法です。

自己啓発セミナーを1時間も聞くなら、これを5分やった方がいいです。

さて、赤ちゃんを迎え入れたら、次は赤ちゃんのお世話をしなければなりません。

そのためには行動が大事です。

行動を起こすには…

重たい腰を上げる5つのステップ

分野を決める

・仕事
・愛
・遊び
・健康

人間の悩みは大体この四つに分けられます。

この中からどの分野でチャレンジするかを決めましょう。

価値をはっきりさせる

価値とはあなたが人間としてどんな行動を取りたいかです。

自分の価値観を知ろう!価値観リスト早見チェック表(ワークシート付き)
はじめに   自分らしい人生を歩む、自分らしく働くため

上記の記事のリストの中から上位6つを選び、選んだ分野でどんな資質を伸ばしたいか考えてください。

目標を設定する・行動を決める・動き出す

短期・中期・長期の3つ作りましょう。

以下の記事で3つ合わせて解説しています。

まとめ

自信がないのは悪いことではありません。

自信がないから行動を起こさないでおこうというあなたの態度です。

それを変えてやるだけで、あなたは一流になる可能性の扉を開くことができます。

古い迷信に囚われるのは今日で終わりにしましょう。

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