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成功する企業の7つの大罪〜Facebookに投資して50万ドルを10億ドルに増やした男のフレームワーク〜

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こんにちは、くらぴょんです

今回は、実業家であり投資家のピーター・ティール氏の著書「Zero to One」にある、成功する企業の7つの要素の解説をします。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%B3-%E5%90%9B%E3%81%AF%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%95%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E5%87%BA%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%8B-%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB-ebook/dp/B00NQ3QONK?keywords=%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB&qid=1659854124&sprefix=%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%2Caps%2C174&sr=8-1&linkCode=li3&tag=kurapyon12603-22&linkId=3cd3048071b0c8bfc472f9f5efff6a5e&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_il

この記事はこんな人におすすめ

・ビジネス書に興味がある人
・投資を学びたい人
・お金を稼ぎたい人
・自分のビジネスをやってみたい人
・副業したい人

ピーター・ティールって誰?

ピーター・ティールはペイパルという会社を起業したり、現在は「パランティア」という企業のCEOをされている方です。

聞いたことがない人もいると思うので少し説明すると、ペイパルはオンラインで簡単に決済ができるサービスを提供している企業です。

もっとすごいのが、以前ペイパルにいた人たちです。

ペイパルマフィアとも呼ばれています。

例えば、どんな人がいるのかというと

・イーロン・マスク
SpaceX、Tesla、ボーリング・カンパニーなどの創業者
・リード・ホフマン
LinkedIn創業者
・チャド・ハーリー
YouTube創業者

他にもいますが、3人だけでも知らない企業はないと言った感じですね。

ピーター・ティールは、ペイパルマフィアのドンとも言われています。

最近では投資家としても有名で、Facebookに投資して50万ドルを10億ドルに増やしたのは有名な話です。

本当かどうかはわかりませんが、今彼は海に島を作って法律のない国を作ろうとしています。

国というほどの大きいものではないと思いますが、作っていると噂されています。

Bitly

それくらいビジネス、投資で成功した男はどのように考えているのでしょうか?

7つの大罪

成功するビジネスは7つの質問に答えることができる。
1.エンジニアリング
・段階的な改善ではなく、ブレイクスルーとなる技術を開発できるだろうか?
2.タイミング
・このビジネスを始めるのに、今が適切なタイミングか?
3.独占
・大きなシェアが取れるような小さな市場から始めているか?
4.人材
・正しいチーム作りができているか?
5.販売
・プロダクトを作るだけでなく、それを届ける方法があるか?
6.永続性
・この先10年、20年と生き残れるポジショニングができているか?
7.隠れた真実
・他社が気が付いていない、独自のチャンスを見つけているか?

1.エンジニアリング

エンジニアリングは以下のパターンに入るかどうかが重要だと思います。

1. デジタル化…「0」か「1」のバイナリーコードに変換できるとムーアの法則が適応される
2. 潜伏…大きな注目を集めるが、初期の変化は小さいので期待に答えられないず消えたように感じる
3. 破壊…大きな影響力を持ち、市場を破壊していく
4. 非収益化…コストが消える。
5. 非物質化…製品が消える
6. 大衆化…ほとんどのに人に行き渡る

上記のステージに入るものは市場を破壊する、ブレイクスルーとなる技術になるでしょう。

https://www.amazon.co.jp/2030%E5%B9%B4-%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%8C%E3%80%8C%E5%8A%A0%E9%80%9F%E3%80%8D%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E5%82%99%E3%81%88%E3%82%88-%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9/dp/4910063137?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1KKY6BCK14CVZ&keywords=2030&qid=1659853900&sprefix=2030%2Caps%2C176&sr=8-5&linkCode=ll1&tag=kurapyon12603-22&linkId=91deb4f4a06b736ff651678e1f10d409&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl

2.タイミング


多くの人は市場の変化についていくのが大変です。

変化に敏感なのはほんの一握りの人だけです。

なので、いきなり大きな変化(見た事のない商品)が現れても使用できません。

つまり、人や技術の変化に合わせて製品を投入する必要があります。

それを体現しているのが、Appleです。

Appleは革新的な商品を出していますが、iPod(音楽プレーヤー)もiPhone(スマホ)もiPad(タブレット)もすでに販売されていました。

これらを素晴らしいタイミングで投入したからこそ、Appleは時価総額第一位の企業になったのでしょう。

もちろん、機能やジョブスの素晴らしいスピーチ力もあるので、タイミングがずれていたら売れていないかと言われると微妙です。

しかし、タイミングも良かったので、Appleは復活することができたのでしょう。

3.独占


市場は2種類あります。

「完全競争」か「独占」です。

完全競争下では製品の違いはほとんどありません。

製品やサービスを購入する決め手となるのは製品ではなく価格です。

コモディティ商品というとわかりやすいと思います。

完全競争の反対が独占です。

独占している企業は市場を支配しているため自由に価格を設定できます。

競争がないので生産量と価格を調整して利益の最大化を図ることができます。

例を挙げると、

・コカ・コーラ
・Google
・Adobe

などでしょう。

「〇〇といえば△△」と多くの人が同じ企業を出す場合は独占している可能性は極めて高いといえます。

4.人材


優れたプロダクトを作るには優れたチームが必要です。

もちろんCEOも大事です。

ピーター・ティールはテクノロジー(IT)企業の投資を多くしています。

その選び方がとても面白いです。

何で投資するかどうかの一つ判断は「CEOがスーツを着ていないこと」だったそうです。

エンジニアはT-シャツにジーンズを着ているので、スーツを着ているのは赤信号だと判断していたそうです。

言われてみるとそうですね。

・マーク・ザッカーバーグ
・スティーブ・ジョブス
・イーロン・マスク

彼らがスーツを着ているところは全くイメージできません。

彼らの服装といえば、T-シャツにジーンズです。

また、ウォーレン・バフェットも信用できるCEOかどうかを投資をする基準にしています。

優れた結果を出すのは優れた人材がいると知っているのでしょう。

ウォーレン・バフェットの投資術はこちら

5.販売


「販売はプロダクトと同じくらい重要だ」

物は売ろうとしないと売れません。

近年はサブスクリプションが多くなっているので、何度も販売する必要は無くなってきていると思います。

しかし、初回は売り込みをしています。

どうやって販売をするかが重要です。

販売を他社に任せているのはあまり良くありません。

なぜなら、販売は製品デザインの一部だからです。

例えば、Appleやテスラは独自の販売経路(ショップ)を持っています。

Appleはガラス張りで、透けている階段なの店舗も洗練された現代的な作りにしてあります。

これが、Appleがただの製品ではなくブランドになってる理由の一つです。

販売を外注するのは普通ではないと考えるべきでしょう。

個人事業主が会社の製品を売るなんてピーター・ティールからしたらCEOがスーツを着ているくらい信じられないでしょうね。

6.永続性

全ての起業家は、自身の市場でラストムーバーになるような戦略を立てるべきです。

10年から20年後に、世界はどうなっていて、自分のビジネスはその世界にどう適応しているかが大事です。

わかりやすくいうと、先行者利益も大事ですが、その市場がなくなる時をイメージするのです。

大衆化される時どう適応しているかを答えられない企業は長く続きません。

Appleがパソコンで終わっていたら今のAppleはありません。

現在のFANGAはすでに最初の市場から別の市場に進んでいます。

・FacebookはSNSからメタバースへ(社名もMetaに変更)
・Appleは製品からヘルスケアへ
・Netflixは映像配信から映像作成へ
・Googleは検索エンジンから検索不要へ
・Amazonは物販からクラウドサービスへ

独占し終えた後にどうしていくかがわからない企業は失敗します。

また、前提を間違っている会社も失敗します。

2010年代の環境テクノロジー企業は再生可能エネルギーが未来への唯一の道だと思っていました。

しかし、天然ガスが供給量が2000年は1.7%から2005年には4.1%に増えていました。

誰もがこのトレンドを真剣に捉えていなかったのです。

その結果、2013年には34%を天然ガスが占めるようになり、環境テクノロジー企業は破綻していきました。

まとめましょう

永続性で大事なのは2つ

・市場が終わるときにどうなるか
・前提は間違ってないか

隠れた真実

偉大な会社は隠れた真実に気づいています。

具体的な成功理由は、周りから見えないところにあります。

例を挙げるとリーバイスでしょうか。

リーバイスは金を掘る作業用の服としてジーンズを販売しました。

当時はゴールドラッシュで一攫千金を夢見て多くの人が金を掘りにカリフォルニアにいきました。

その結果一番儲かったのは金を掘り当てた人ではなく、リーバイスになりました。

産業革命の時に鉄道を作ったロスチャイルド家も同じです。

隠れた真実に気づくことが一攫千金を狙うよりも確実で安全な道なのです。

まとめ

今回はピーター・ティールの7つの大罪について解説しました。

ゼロ・トゥ・ワンは私が生きてきた中で一番大きなインパクトを与えてくれた本です。

この本がなければ、今の私はないと言っても過言ではありません。

ちなみにですが、メンタリストDaiGoさんの本棚にもあったので、いい本だということでしょう。

ぜひ読んでみてください。

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