社会人でも使える、心理学・脳科学的に正しい勉強法を解説します。
今回の内容は学生だけではなく、社会人にも応用ができます。
さらに、仕事にも活かすことができます。
なぜかというと、勉強であれ、仕事であれ使うところは頭だからです。
正しい頭の使い方を学べば、効率を上げることができます。
・本を読むのが苦手
・授業についていけない。
・学ぶスピードを上げたい。
・やる気が出ない。
・勉強が嫌い。
・遊ぶ時間を増やしたい。
・仕事を早く終わらせたい。
このような、悩みや思いがある人はぜひ試して見てください。
学習意欲を高める
勉強が大事だと理屈でわかっていても、やる気は出ません。
なぜなら、人は感情で動く生き物だからです。
これを逆手に取り、感情が動くようにしたら、意欲は高まります。
どのようにしたら、学習意欲が高まるのでしょうか?
それは、ゴールを決めることです。
ゴールも3つあり、
・長期的なゴール
・マイルストーンとなるゴール
・プロセスのゴール
があります。
長期的なゴールは自分がワクワクするものにするべきです。
こういったゴールを設定することによって、グリッドが強くなります。
また、長期的なゴールを設定することによって、心理対比というテクニックも使うことができます。
心理対比
心理対比とは、目標達成したメリットと、目標達成までに生じる障害によるデメリットを想像することです。
例えば
ダイエットで5KG痩せるという目標があったら、目標達成したら「スタイルがよく見える、顔が小さく見える」などそうなっているところをイメージします。
そして、ダイエットの障害でスイーツや運動がめんどくさいなどあったら、その障害によってもっと太ってしまうところをイメージすると意欲が湧きます。
マイルストーンとなるゴールは長期的なゴールは通過点となるものです。
プロセスのゴールはマイルストーンのゴールへの過程がわかるものです。
例えば、30分HIITをするや3時間本を読むなどです。
このようにゴールを決めたら、協力者を見つけるとさらに効果的になります。
さらに、自分のやっていることが相手のためにもなるようにするとよりグリッド(忍耐力)も高くなります。
マシュマロテストでも、「あなたが我慢できたらもう一つあげる」と言われた子たちよりも、「あなたとお友だちの両方が我慢したら、2人とももう一つあげる」と言われたグループの方が画面できる確率が高まりました。
この実験からもわかるように、相手の利益にもなるようにすると、グリッドが高くなるのです。
集中力を発揮する
人間は誰もが、怠けてしまうことがあります。
勉強中に
・YouTubeを見る
・instagramを見る
・テレビを見る
など、人は誘惑に負けやすいです。
実際、研究では人が誘惑に打ち勝つ確率は50%だと言われています。
悩んでいる人も自分を責める必要はなく、私も意思力少ないです。
では、どうしたら怠けグセに打ち勝ち集中することができるのでしょうか。
ポモドーロ・テクニックを使うことです。
ポモドーロ・テクニック
ポモドーロ・テクニックとは、25分勉強して、5分休むを繰り返して勉強する方法です。
具体的に方法を解説します。
・邪魔になりそうなものを排除する。
・タイマーを25分に設定する。
・25分間仕事や勉強に集中する。
・5分間のご褒美の時間をとる。
これを繰り返す。
注意点は休憩中は基本的に何をしても良いですが、携帯は手に届かないとこに置いときます。
なぜかというと、携帯を触っている間は休憩しているようみ見えますが、脳を休めることができていないからです。
おすすめは、頭を使わない単純作業や瞑想がいいです。
ポロモード・テクニックのメリット
・マルチタスクになるのを防ぐことができる。
・長期記憶にすることができる。
・褒美の時間を取ることで、学習意欲を高めることができる。
・プロセスに目を向けることができる。
・学習モードに入るために25分は最適な長さ。
・終わりが決まっている。
メリットがたくさんあるので、使わない手はないですね。
より深い学習をする。
勉強や仕事をしても、せっかく覚えたこと、解ける方法を忘れてしまったら、あまり意味がないですよね。
次は脳に定着させていきましょう。
脳に定着させるためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、積極的に勉強することです。
積極的に勉強するとは、感情の話ではありません。
「ちゃんと勉強しようという気持ちさえあれば記憶は定着します。」なんて、スピリチュアルっぽいことではありません。
積極的な勉強の方法はたくさんあります。
上記の記事の内容をすることで、記憶力だけではなく、理解力・説明力も向上します。
さらに、ユーモアを混ぜることで、クリエイティビティも高く見えます。
運動
運動も勉強の効率をあげるのに最適です。
運動によって脳の中にBDNF(脳由来神経栄養因子)が作り出されるからです。
BDNFによってニューロンの結合の生成が簡単になり、勉強の効率が上がります。
週3回の20分間の高負荷のインターバルトレーニングを6週間することで、大学生の記憶力は10%向上しました。
ある研究では1度の運動で、情報処理能力、注意力、実行力の急速な改善につながったと報告されています。
行き詰まりを克服する。
こんな経験ありませんか?
学校でテストを受けていて、最後の方にどうしてもわからない問題があり、諦めて別の問題を解いていました。
そしたら、チャイムがなり、テストが終わりました。
答案用紙を回収されているときに「ハッ」と、最後の問題の答えは「〇〇だ!」と思いついた経験ありませんか?
それは、科学的にも正しく、アイデアや答えは別のことを考えた時に思いつくのです。
どういう仕組みかというと、人間には集中モードと拡散モードがあります。
集中モードの時には一つのことに集中している状態です。
拡散モードとは、さまざまことを考えています。しかし、一つのことを考えているわけではありません。
わかりやすくいうと、集中モードの時はサイコロの一面ばかり見ている状態で、拡散モードの時はサイコロのあらゆる面を見ているイメージです。
集中モードときは6の面をどう使うかを考えているかに対して、拡散モードの時は2と4の面を使ったら6になるなと考えます。
何が言いたいかというと、集中しているときにつまずくと一つの角度からしか問題を捉えることができないので、解を見つけることができません。
拡散モードの時はあらゆる面から問題を見ることができるので、解を見つけることができるのです。
私も、SEをやっている時はこれらのモードの使い分けをしています。
行き詰まるとコードをどう書いたらいいのかわからなくなってしまうので、一度他の簡単なシステムを作ってから再度やると、簡単に解決したりします。
行き詰まった時はモードを使い分けてみましょう。
勉強後
これまで、勉強前と勉強中の方法を解説してきました。
最後は勉強後です。
勉強後の過ごし方によって、勉強の効率が大きく変わります。
アスリートも試合が終わったら、クールダウンをし、ストレッチやアイシングをしますね。
それと同じように、勉強後にもクールダウンが必要です。
そのクールダウンは、頭を使わないことです。
つまり、瞑想か寝るが一番良い方法です。
研究では、小説を2本ずつ読んだ後に
・暗い部屋で10分間目をつぶったグループ
・本と関係ないゲームをしたグループ
に分けました。
その後、「できるだけ細かく本のストーリーを思い出してください」と指示しました。
その結果、前者のグループの方が記憶の定着が10%高い傾向にありました。
その理由は、外からの情報を遮断することで、脳で情報を固める作業ができるようになるからです。
頭のいいあなたは気づいたかもしれません。
ポロモード・テクニックは最強なのです。
まとめ
今回は社会人でも使える勉強を紹介しました。
勤勉な日本人であるあなただからこそ、効率的に勉強する必要があります。
1日0.2%の成長を続けると、1年で200%の差になります。
効率を上げれば、0.4%になるかもしれません。
200%の成長に1年かかりません。
勉強を始める前に、学び方を学んだあなたは他の誰よりも大きなエンジンを積んでいることになります。
例えると、みんなは新幹線、あなたはジェット機です。
この勉強法があなたの学習を加速させるきっかけになれば幸いです。
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