こんにちは、くらぴょんです。
今回はなぜお金がそんなにいらないと思ってはいけないのか解説します。
お金がそんなにいらないと思う理由
物欲が少ない
お金がそんなにいらないと思うのは、物欲が少ないからだと思います。
私もそうです。
最悪、必要なお金は生きていくために必要なものを買うお金と国民健康保険料と国民年金を払うお金くらいだと思っています。
もう少し広げても、本とスマホと温泉に行くお金(1ヶ月当たり2.5万円)くらいです。
年間、生きていくために必要なものを買うお金(コモディティ商品)以外でプラス30万あれば、全然生きていけると思っています。
特に、ブランドものが欲しいわけではありません。
食べ物もベランダで育てられるものは育てているので、食費も他の人に比べたら、かからないでしょう。
だから、お金がそんなにいらないという気持ちはよくわかります。
しかし、お金があったらやってみたいこともあるのも事実です。
やってみたいことを「やる」選択をするには、どうしてもお金が必要です。
また、人は「自分で選択している感覚」を得られると、幸福に感じます。
お金がない状態だと、「自分で選択している感覚」はお金がある時よりも少なくなります。
なぜなら、どこかで我慢をしなくてはならないからです。
時々、思います。
「なんでこんなところでケチっているんだ?」
だから、少しのお金はケチらない。
もっと言えば、以下で紹介している5つの方法でお金を使うときです。
この時くらいは、ケチらないでいられるくらいのお金は稼いでおきたいと思っています。
それが必要か?
いや、必要ではありません。
ただ、それがあれば、楽しむことはできます。
お金がなくても幸せ
お金がなくても幸せな人生を暮らすことはできます。
だからと言って、「お金は不要」とはなりません。
お金があっても幸せになれるからです。
お金を持って不幸になる人はお金の管理ができない人だけです。
例えば、すぐキャバクラ行ったり、使いもしない外車買ったりして、お金を無駄遣いする人です。
そうでなければ、お金があっても幸せになれます。
お金が増えただけで、同じ生活をすることができるからです。
お金がそんなにいらないと思ってはいけないわけ
お金は大切です。
なぜかというとお金は権利だからです。
お金があれば、
・海外旅行にも行ける。
・子供に高いレベルの教育を受けさせられる。
・寄付することができる。
・不安がなくなる。
などと、お金があるメリットはたくさんあります。
逆に、お金がないメリットはなんでしょうか?
唯一あるとしたら、税金が多くなることくらいではないでしょうか。
お金を持たないメリットよりお金を持つメリットの方が多いです。
ですが、私もちろんお金が全てだとは思ってません。
お金のことを考えるだけでいろんな弊害が起こるのも理解しています。
これも、後で解説します。
ただ、お金はあって困るものではないと思っています。
では、なぜお金はそんなにいらないと思うのでしょうか?
それは、知識がないか環境が整っていたからだと思います。
では、どのようなことが現在そして、未来起きていくのでしょうか?
まずは知識から、順に見ていきましょう。
年金問題
あなたも一度は「老後2,000万円問題」を聞いたことがあるのではないでしょうか?
老後に2,000万円足りなくなるということです。
あなたは何歳から老後だとお考えですか?
もしくは、何歳まで働こうとお考えですか?
ここでは、70歳まで働くと仮定しましょう。
今は人生100年時代なので、残り30年生きます。
となると30年で2,000万円しか使うことができません。
つまり、1年あたり、66.7万円になります。
月に換算すると5.56万円です。
年金
さて、年金がいくらもらえるの見てみましょう。
2019年度の所得代替率は61.7%でした。
所得代替率とは、現役男子の平均手取り収入額と比較してどれくらいの割合で年金がもらえるかを示したものです。
2052年度に経済成長も労働参加も進まない最悪のシナリオの場合は36~38%になると予測されています。
月収40万だとしたら、月14.4万円です。
2040年の地点で70歳以上の男性の7割以上、女性の5割以上が働かないと最低限満足するような年金制度は維持できません。
それなりの生活が意外と難しいのがわかるのではないでしょうか。
総務省は、全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などの実態調査を行っています。
この「家計調査」(2019年)によると、夫65歳以上で妻60歳以上の夫婦2人、無職世帯の支出の平均月額は、食費や光熱水道費などの消費支出が239,947円、税や社会保険料などの非消費支出が30,982円、合計で270,929円となっています。
平均の生活をするのに、27万円は必要になります。
ゆとりのある生活をしようとすると、36.1万円必要です。
貯蓄の2000万円と年金では月に約22万円しか使えないことになります。
今、お金について考えるのをやめるべきではないことはこの数字から見てもわかるでしょう。
安いニッポン
日本は世界的に見ても、先進国で他の国よりも裕福な生活をしています。
と思っている方も多いのではないでしょうか。
実際はそうではありません。
日本で生活をしていると困ることもないので気づきにくいですが、世界と比べて相対的に安く、貧困になってしまっています。
例えるなら、生活習慣病の初期状態にあります。
今すぐにでも、改善しないといけません。
日本がどれだけ安くなっているのか見ていきましょう。
年収1,400万円は低所得
あなたの年収はいくでしょうか?
だいたいでも良いので計算してみてください。
国税庁の民間給与実態調査によると、令和元年における日本人の平均年収は約436万円です。
質問です。
日本で一番平均年収の高い街はどこで、いくらだと思いますか?
正解は東京都港区で1,200万円です。
では、外に飛び出してサンフランシスコを見てみましょう。
サンフランシスコでは、1,400万円でも低所得に分類されます。
つまり、サンフランシスコからすると日本は非常に物価が安く住みやすい国なのです。
日本人の平均年収が436万円なので、割合的に考えると、年収145万円の給料で生活してることになります。
あなたの周りにこの年収で生活している人がいるでしょうか。
この年収だと言われたら、「さすがに安すぎじゃない?」と思うでしょう。
気づいていないと思いますが、このように世界と比べると安くなっています。
物価
物価を見てみましょう。
100円ショップ
ダイソーは100円均一と安かったり、製品もたくさんあったりするので、一度は利用したことがあるのではないでしょうか。
ダイソーは日本以外にも展開しており、中国や台湾、タイなどの東南アジアにも多く展開しています。
世界中でダイソーを利用することはできます。
しかし、100円で買えるダイソーは日本だけです。
その他の国は、150円近くしたり、高いと200円近い値段がします。
ダイソーは日本企業で日本で生産してるから安いんだと思う人もいると思いますが、工場は中国にあります。
ここから日本に持ってこないといけないため、物流コストがかかります。
中国で販売した方が、物流コストがかからないため、安くなりそうですが、日本の方が安いのです。
なぜ、このような差があるのかというと、一つは人件費です。
人件費は中国の方が高いのです。
つまり、時給が日本より中国の方が高いのです。
中国へ日本人が出稼ぎに行くことが増えるかもしれません。
ディズニーランド
世界のディズニーランドのチケットを見てみましょう。
ディズニーランドは世界5カ国6都市にあります。
東京ディズニーランドのチケットの値段はいくらか知っていますか?
世界のディズニーと比較してみましょう。
東京:8,400〜9,400円
香港:約10,000円
上海:約8,500〜12,000円
パリ:約7,600〜11,500円
カリフォルニア:約11,400〜16,900円
フロリダ:約12,000〜17,500円
参考サイト
香港ディズニーランド
上海ディズニーランド
ディズニーランド・パリ
カリフォルニア ディズニーランド・リゾート
フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
比べてみると東京が一番安いですね。
唯一パリが、日本よりも安い時がありますが、最高価格が約11,500円ほどするため、日本と比べるとやはり高いです。
日本と香港以外はチケット代が1万円を超えています。
カリフォルニア、フロリダのチケットの価格は東京の2倍もするときもあります。
土地の大きさの問題を考慮しても、一番小さいのは香港なので、日本の安さが目立ちます。
安いニッポンを見てどうだったでしょうか。
何が言いたいのかというと、物価が安いから日本の貧困はあまり目立ちませんが、日本に何かあった時に逃げる対策はしておかないと、海外で生活ができず逃げることができなくなってしまうということです。
さらに、選択肢も少なくなっていくでしょう。
実際、日本の購買力はアメリカの70%以下だと言われています。
日本人の選択肢はアメリカの7割しかないのです。
今後、もっと減る可能性があります。
その理由を見ていきましょう。
選択肢の広げ方はこちら
人口動態
日本の人口動態を見ていきましょう。
あなたもご存知だと思いますが、日本は少子高齢社会です。
厚生労働省の令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況によると、出生数は 84 万 832 人で、前年の86万5239人より2万4407人減少し、出生率(人口千対)は6.8 で前年の7.0より低下しています。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/kekka.pdf
また、総務省の我が国における総人口の長期的推移によると、2050年には9,515万人になると予測されています。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000273900.pdf
「そんなことなんでわかるんだよ」と思う方もいると思いますが、人口動態は当たりやすいです。
なぜかというと、今10歳の子は10年後に20歳になるからです。
10年後、15歳になりました・25歳になりました。ということはないことはわかると思います。
だから、人口動態を参考にして、解説しています。
話を戻して、「2050年なんて知らないよ」と思う方もいると思います。
しかし、あなたの子供、または子供が今いないとしても将来の子供は2050年には若者・生産年齢である可能性は高いのではないのでしょうか。
実際、2021年に生まれた子は2050年に29歳です。
つまり、2050年は無視できないということです。
あなたの子供の負担を減らすためにも、今から準備しておく必要があります。
幸福度
これまで、日本の現状について解説をしてきました。
最後にあなたの幸福度を高めるために、お金を稼ぐことをおすすめします。
今の状態で満足だと思っていても、最後まで読んでください。
心理学的に、年収が上がれば幸福度は高まります。
どのくらいまで上がると幸福度が高まるのかというと、年収800万円です。
年収800万円までは、年収をあげると幸福度が高まります。
これ以上は、お金の使い方によって幸福度が別れるので、詳しく話しませんが、年収をあげるだけなので満足していても年収800万円までは上げましょう。
最近は年収が上がれば上がるほど幸福度も上がるという研究データがあるので、稼げるだけ稼いだ方がいいです。
もちろん、あなたの価値観を捨ててまでお金を稼ぐ必要はありません。
今のまま続けるのと、あげるのとでは上げた方が幸福度的にも良いので、やらないすべはないかと思います。
環境が整っていた
今のZ世代やZ世代よりのY世代の多くは親がお金で苦労しているところを見てきていると思います。
なぜそう言えるかというと、リーマンショックが10代の時に起きたからです。
この頃に親がお金がないと言っているのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
10代であればいろんなことを理解することができます。
この頃に親がお金がないと言っていたのを聞いている人たちは、環境が整っている人に比べて、お金への心配を持ちやすいです。
ですが、そこそこ裕福以上であれば、お金がないと聞いたことはないもしくは記憶に残ってないと思います。
だから、お金がそんなになくても大丈夫だと思うのではないでしょうか?
私は三人兄弟なので、親がよく言っていたのを覚えています。
お金について考えるデメリット
お金のことを考えるだけで、独立思考が高まったり、人間関係が希薄になったりします。
金の切れ目が縁の切れ目は科学的にも正しいのです。
仲のいい友人に引っ越しを手伝ってほしいと言われたら、多くの人が手伝うと思います。
では、仲のいい友人に引っ越しを「3000円」あげるから手伝ってほしいと言われたらどうでしょうか?
少なくね?バイトした方が稼げるやん。と思うのではないでしょうか?
このように、お願いに少量のお金を持ち込むだけで、お願いが通りにくくなります。
不思議ですね。
合理的に考えれば、無料より3000円もらえる方が手伝う確率は高くなるはずですが、そうはいかないのです。
だから、常にお金を持ち込むのが正しいわけではありません。
私もあなたと同じくお金が全てだと思っていません。
お金はそんなにいらないと思うこともあるのです。
「お金はそんなにいらない」から抜け出す方法
お金を稼ぐとことゲーム化してみる。
お金を稼ぐことをゲーム化することで、稼ぐことを楽しむことができるようになります。
ゲームやっている人をイメージしてください。
キャラのレベルを上げることってよく考えたら、無駄です。
しかし、ゲームをやっている人は楽しんでゲームをやっています。
だから、お金稼ぐことは無駄だと思っていても、ゲーム化することで、お金を稼ぐことを楽しめるようになっていきます。
お金を大切な人に使うところをイメージする。
人は他人にお金を使う時、幸せを感じます。
詳しくは「【要約】「幸せをお金で買う」5つの授業 〜お金の使い方があなたの人生を変える〜」をご覧ください。
また、第三者から見ても、大切な人にお金を使うことはとてもイメージが良いです。
他人だけではなく、動物でもいいと思います。
お金を稼いだら、自分以外にどんな影響を与えられるかを考えてください。
少しお金を稼いでみる。
お金そんなにいらないと思っている人は、いきなり大きな金額が入ってくると、心配になります。
私はそうです。
だから、少し稼ぎを増やしてみましょう。
・副業をする
・転職して、キャリアアップする
・資産運用して、増えるところを体験してみる。
特に、副業であれば、実力もつき、仕事の選択肢も増えます。
選択肢が増えれば、転職の幅も広がり、キャリアアップしやすくなるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
お金は必要ないと思っていても、意外と必要だな・日本だとわからないけど貧乏なんだなと思った方は、少しでもお金について学んでみてください。
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