この記事ではロバート・チャルディーニ先生が書かれた本を中心に解説していきます。
ロバート・チャルディーニ氏には影響力の武器を書いた先生です。
一冊ほど、彼が直接関わっていない本もありますが、共同著者のスティーブ・J.・マーティンが著者ですので、一緒に紹介します。
影響力の武器シリーズでは、
・どんな風に人は動かされるのか?
・どうしたら人を動かせるのか?
について詳しく書いてあります。
・プロパガンダを学んでみたい人
・社会心理学に興味がある人
・SNSを始めたい人
・個人で仕事をしたい人(YouTuberなど)
・宣伝から身を守り正しい判断をしたい人
・お金の無駄遣いをしたくない人
・信用できる、される人を知りたい人
・面接で勝ちたい人
こんな人はぜひ読んでみるべきだと思います。
影響力の武器〜第三版〜
ロバート・チャルディーニといえばこの本です。
ここで紹介する本は全てこれがベースになっているので、影響力の武器シリーズを読みたいならまずこれは読んでおくべきでしょう。
ある働きかけによって、深く考えることなしに、ある行動を起こしてしまう心理現象があります。
これを「カチッサー」と言います。
「ビデオテープのスイッチを押すと(カチッ)映像が流れる(サー)」のに似ていることから、このように呼ばれています。
影響を受けるスイッチは6つあります。
・返報性の原理
・一貫性の原理
・社会的証明の原理
・好意の原理
・権威の原理
・希少性の原理
これらを使うと、人は行動を起こしやすくなります。
例えば、
・100個限定販売
・30分だけ半額
・みんながやっている。
などの言葉に動かされやすくなります。
逆にいうと、これらを知っておくと、無断に何かを買ったり、誤った判断をする可能性が低くなるでしょう。
こちらの記事にまとめているので興味がある人はご覧ください。
削除するかもしれませんので。
影響力の武器 〜実践編〜 〜戦略編〜
この2冊の内容は違いますが、形式はほぼ同じです。
一つの章が大体3〜7ページくらいに収まっています。
影響力の武器(青い本)の内容を具体的な場面を使って解説している本なので、1章がこのくらいになるってことです。
影響力の武器を読むのが一番いいですが、これら2冊の方が、使う場面は想像しやすいので、手っ取り早く使い方を知りたい人や長い本を読むのは苦手だという人はこちらだけ読むのもありです。
一番読みやすいと思います。
PRE-SUASION(プリ・スエージョン)〜 影響力と説得のための革命的瞬間 〜
プリ・スエージョンは下準備という意味です。
影響力の武器では、相手に行動してもらうために効果的な方法について解説をしています。
しかし、こちらの本では、要請を行う前にどんな準備をすると、より効果的になるのか焦点を当てて解説をしています。
良い武器を持っているだけでは意味がありません。
良い刀も研がなければ切れませんし、ピストルも弾の準備をしておかなければ意味はありません。
これと同じで、事前にしておくと、影響力の武器の力を最大限に引き出すことができます。
それともう一つ影響力の武器と違うところがあります。
それは、「何を言うかではなく、いつ言うか」についても科学的根拠に基づいて解説しています。
私は正直、影響力の武器より面白いと思った本です。
私が好きな本では3本の指に入ると思います。
そう思うのも、この本を読んだタイミング(いつ読んだか)が影響しているんだと思います。
詳しく知りたい人はこちら
情報発信者(メッセンジャー)の武器
以前では一つの企業が情報を発信していました。
テレビやラジオなど、情報を発信できる人・媒体は限られていたのです。
しかし、今日はITの発展もあり、個人が情報発信できるようになりました。
YouTuberやTikTokerなど。
それによって、これまでの常識が覆って来ています。
実は企業よりも特定の個人(インフルエンサー)の方が影響力が大きいことがTwitterを使った実験で明らかになりました。
こちら本では影響力を持つ個人になるにはどうしたらいいのかについて解説してあります。
この時代にマッチした本です。
まとめ
今回はロバート・チャルディーニ氏の本をまとめました。
説得の世界では最も権威があると言っても過言ではありません。
ぜひ、社会心理学を知りたい人は読んでみてください。
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