「諦めるな」
こう言われたことがない人はいないでしょう。
ですが、本当に「諦めない」ことは素晴らしいことなのでしょうか?
確かに、響きはかっこいいですし、人の心を打ちます。
私も「何かひとつ」という曲の中に出てくるフレーズが大好きです。
「諦めることを諦めた」
高校時代よく聞いたものでした。
ですが、諦めないことは美徳だと思っていません。
なぜかというと、諦めないでいると失うものが多くなる可能性があるからです。
また、道は一つではないからです。
よく、仕事を乗り物に例える人がいます。
「現在地が日本でアメリカに行きたいなら、速い飛行機にのるべき。
だから、仕事もこれをやるべきだ。」
しかし、現実はそんなに単純ではありません。
仕事は乗り物に例えられるほど少なくなく、種類が豊富にあるからです。
では、どのような時は諦めるといいのでしょうか?
時間を奪われていると感じた時
どれだけ、才能や技術があっても目標を全て達成することはありません。
2022年にサッカーワールドカップが開催されます。
・クリスティアーノ・ロナウド(現在 37歳)
・リオネル・メッシ(現在 35歳)
この2人は年齢的におそらく最後のワールドカップになるでしょう。
彼らは、ありとあらゆるタイトルを獲得してきた選手です。
バロンドールも2人とも5回以上獲得しています。
バロンドールは毎年世界最高の選手に贈られる賞です。
例えるなら、サッカー界のノーベル賞です。
ノーベル賞は最多でも3回、それを5回以上受賞しているのは驚くべき回数です。
そんな彼らですが、彼らが唯一獲得していないタイトルがあります。
それが、ワールドカップ優勝。
そう、どちらか、もしくは2人とも目標を達成できない可能性があるのです。
世界最高、いや、サッカー史上最高の2人でも目標を全て達成することは不可能なのです。
時間やエネルギーは無限ではありません。
時間やエネルギーを注ぐべきものが他にもあると思ったら、そちらに注力しましょう。
もし、もう一度やりたいと思ったらもう一度やればいいだけです。
全ての目標を達成することはできません。
本当に達成したい目標かどうかを考えてみてください。
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代替案がある
目標と目的は違います。
目標は目的のための手段です。
目標は変えられます。
苦手なことをわざわざ目標にする必要はありません。
得意なことで目的が達成できるように、方法を模索すればいいのです。
今は得意なことがお金になる時代です。
詳しく知りたい人はこちらの本がおすすめです。
失うものを考える
目標を追いかけていると、大きな代償が伴う場合があります。
わかりやすいのがお金です。
芸能人の投資問題やネットワークビジネスなど大きな代償を払うことがあります。
大きな代償を払えば払うほど一貫性の原理が働いて沼から抜けられなくなります。
やめてしまったら全て水の泡だからです。
そんな時は自分と全く同じ友人がいて、その人に相談されたらどうするか考えてみましょう。
人は他人のことになると客観的な判断ができることが研究でわかっています。
自分を他人のように扱って大きな代償はないか考えてみましょう。
それで、もしやめとけと言うのであればやめましょう。
新しい目標を作ればいいだけですから。
まとめ
今回は目標を諦める時はどういう時かを解説しました。
幸福で健全な生活を送るためには、目標を諦めるタイミングを見極めることが重要です。
目標を諦めることは幸せの第一歩なのです。
今回の参考文献
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