今回もキングダムで学んでいきましょう。
テーマは「社会的証明の原理」です。
社会的証明の原理を簡単にいうと「みんながやっていることは正しい」と思う原理です。
では、キングダムの内容を話して、解説をしていきましょう。
キングダムの内容
魏国の要所・山陽へ向かう途中の城を落としたときの話です。
降伏した魏国の民を、無差別に殺す秦軍千人将・乱銅(らんどう)を信は見つけます。
信は曲がったことが大嫌いなので、この千人将に斬りかかります。
しかし、蒙恬(もうてん、信と同じ三百人将)に止められ、ギリギリ(乱銅の首に剣が当たっている)のところで剣を止めます。
信は乱銅にこう言いました。
信「今すぐ手下共の外道行為をやめさせろ。
そしてこの先二度と
降伏した一般人に手を出さねぇと誓いやがれ」
乱銅「バァカ
やめさせねぇし、この先もずっと敗者をいたぶりまくってやる
それが楽しいから戦争やってる
つってんだろうが!!
テメェみてぇに現実知らねぇ正義漢気取りが一番むかつくんだよ!!」
乱銅は信を殴り飛ばします。
その後、乱銅は剣を抜いて信を斬りにかかりますが、信は剣をかわして、乱銅を斬りました。
信「俺はてめぇみたいな現実現実つってクソみてェなことまで正当化する奴が一番むかつくんだよ!」
信は続けます。
信「みんなやってるからなんて、何の言い訳にもなってねェ!!外道は外道だ!!」
信はくらいの上の乱銅を斬ったので重い刑を受けてもおかしくなかったのですが、蒙恬のはからいで信は一夜の反省のみで済みました。
解説
今回のテーマは「社会的証明の原理」でした。
キングダムだとここです。
「みんなやってるからなんて、何の言い訳にもなってねェ!!」
私たち人間は社会的な生き物です。
簡単にいうと集団で生活をするのが当たり前の生き物なのです。
1人だけ違う選択をするのは昔は命の危機に関わりました。
1人では緊急の事態に対処できないからです。
だから、みんなに合わせるのは正しい判断だったのです。
また、みんなが選ぶものは正しい・良いものである可能性が高いです。
例を挙げると、人気No.1や売上No.1です。
これらは「みんな選んでいるものは良いものであろう」と思うから他の人も買うわけです。
しかし、人気と性能はイコールではありません。
例えば、昔は天動説が主流でした。
多くの人が正しいと信じていたからです。
現代ではどうでしょうか?
完璧に否定されています。
否定されているどころか、天動説を支持している人はこの地球上にも数えれるくらいでしょう。
このように、多くの人がやっている・信じているからというのは何の理由にもなっていないのです。
私たちの日常に生かすのであれば、人気No.1や売上No.1と言う商品を見たり、聞いたりしても買うかどうかは別の問題だと考えることです。
営業マンがよく言いますね。
「こちらの商品今人気です。」
この言葉を聞いたら、「だから、何?みんなかってるからなんて、何の理由にもなってねェ!!」と心の中で言いましょう。
ただ、人気があるものは説得力があるのは私も認めています。
だから、人を動かしたいときには使えるテクニックです。
しかし、乱銅のように罪のない人に剣を振るってはいけないように、心理学は悪用厳禁です。
まとめ
今回は社会的証明の原理の解説をしました。
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