VTとVTIどっち買った方がいいの?
こんにちは、くらぴょんです。
今回はVTとVTIどっちを買った方がいいのかの解説をしたいと思います。
今回の前提
その前に、前提を話しておきます。
今回は長期投資を前提に話します。
なので、直近1年間のリターンや損失については無視をして話します。
多少の変動はあるものです。
それは、あなたも株式投資をするリスクだと理解していると思います。
なので、暴落した時(コロナショックなど)にどのくらい資産が減るのかを見て、どっちがリスクが高いのかを見ていきます。
もう一つ、リスクの定義を確認しておきましょう。
株式投資にはリスクが伴います。
このリスクも大きく分けると2種類のリスクがあります。
・所持金を失うリスク
・資産を増やすチャンスを失うリスク
この記事の中で言うリスクは「所持金を失う」という意味で話します。
VTIとVTどっちがいい?
では、本題に入りましょう。
ETFを買おうと思った人はどっちがいいか気になると思います。
私もその1人です。
どっちを買った方がいいのか悩みました。
「いろいろ調べたけどわかんないよー」って人とか「まだ全然調べてないよー」って人とか沢山いると思います。
そこでです。
VTとVTIどっちを買うといいのか、あなたにあった方を選べるように解説します。
VTとVTIとは?
VTIとVTはどちらもヴァンガード社が作った上場投資信託(ETF)です。
普通の投資信託(NISA)と何が違うの?
・分配金の再投資を自力でやる。
・経費率が低い。
・売りやすい。
・リアルタイムで株価を確認できる。
VTIの特徴
VTIとは以下の特徴があります。
・米国株ETF
・米国株式市場の3,500以上の銘柄に分散投資ができる。
・経費率が低い。(0.03%)
・リターンが大きい(直近5年間のリターンが12.69%)
・CRSP米国総合指数に連動
米国株式市場の3,500以上の銘柄に分散投資ができる。
全米の時価総額の99%をカバーしています。
S&P500は約80%なので、S&P500よりも分散されています。
S&P500だけよりリスクは少ないです。
S&P500の銘柄が全てなくなっても、つまりS&P500の資産が0になっても、VTIは19%ほど他の銘柄が占めているので、約20%は残ります。
リターンが大きい。
直近5年間のリターンが12.69%はどえらい数字です。
普通は4〜5%です。
倍のペースで伸びてます。
投資の世界では72の法則があります。
これに当てはめると、5%の場合は
72 ÷ 5 = 14.4年で倍になります。
一方12.69%だと約5.67年です。
つまり、2016年にVTIを購入していたら、2022年5月には倍になっているということですね。
VTの特徴
VTとは以下の特徴があります。
・先進国と新興国市場の両方を対象とし、米国内外の株式で構成
・経費率が低い。
・保有銘柄は四半期ごとにリバランスされる。
先進国と新興国市場の両方を対象とし、米国内外の株式で構成
1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができます。
その数も約8,000銘柄です。
とても分散されています。
アメリカは60.3%ほどを占めているので、VTIとほぼ同じような動きをしています。
※ヴァンガード社のポートフォリオを参照(2022年3月31日)
以下の画像がVTIとの比較画像です。
ほとんど同じ動きをしていますね。
保有銘柄は四半期ごとにリバランスされる。
VTIとVTを並べた画像を見てもらうとわかるように、VTIの方が成長率が高いです。
VTIは米国株なので、VTのアメリカ株の比率が放っておくと大きくなってしまいます。
そこで、アメリカ株の一部を売却して、違う国の株式を購入して、バランスを保つようにするということです。
VTIとVTを比較
成長性
VTI 12.69% vs VT 8.83% VTI ◎
リスク
コロナショック時の下落率
VTI 約-32.7% vs VT 約-32.5% VT ◎
2022年初リターン(5月10日時点)
VTI 約-17.46% vs VT 約-17.05% VT ◎
経費
VTI 0.03% vs VT 0.07% VTI ◎
成長率+リスク
成長率の大きさと下落率を合わせると、直近だとVTIの方が成績はいい。
結局どっちを買うといいの?
VTI向きな人
・まだ、ETFなどの株式を買ったことがない人
・リスクより増やしたいが強い人
・経費を抑えたい人
・自力で世界に分散させることができる人
VT向きな人
・リスクを抑えたい人
・自力でリバランスをするのはめんどくさい人
・アメリカだけでは不安で、世界に投資したい人
・投資に時間を割きたくない人
まとめ
過去のデータを見る限り、VTIを買った方が良いです。
他に米国株のインデックスファンドを買っていない場合はです。
既に米国株を持っているのであれば、VTが良いと思います。
VTも半分は米国株なので、他の米国株を持っていると、VT以外のもので増やすことができるからです。
ですが、未来のことは分からないので、今後もVTI(米国株)が同じように伸びるかは分かりません。
中国やインドが成長してきた時、VTI(米国株)の成長の傾きが小さくなる可能性はあります。
一方、VTは中国やインドも含まれているので、VTIほど小さくはならないでしょう。
上記のことも含め判断してみてください。
ちなみに、私はVTにしています。
VTにも6割アメリカ株が含まれているので、VTIを買わずともアメリカ株を買えるので十分だと考えたからです。
また、よりリスクを低くするためにもVTにしました。
※これは投資を勧めるものではありません。
あくまでも自己判断で投資は行なってください。
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