今回はSHARP BRAIN たった12週間で天才脳を養う方法の解説をします。
帯にビルゲイツが絶賛と書いてあるのもあり、ものすごい人気な本です。
本屋に行くと目が止まりやすいところに表紙を見せるように並んでいます。
脳の仕組みもわかりやすく書いてありますし、脳をシャープにするためにするといいことも書いてあります。
非常に面白い本でした。
この本を読むメリット
・脳の仕組みがわかりやすく学べる
・仕事やテストの成績を上げる可能性がある
・死ぬまで若々しい頭を維持できる可能性がある
・クリエイティビティが高くなると女性にモテる
・記憶力が上がる
脳の可能性を知りたい人や自分の脳を効率よく使いたい人はぜひ読んでください。
この本はナメック星の最長老のようなものだと思います。
力を引き出すには不可欠な本となるです。
脳の基本
脳のレジリエンス
レジリエンスとは回復力のことです。
フィネアス・ゲージという男性をご存知でしょうか。
1848年に鉄道建設の事後途中に、火薬ば爆発して、鉄の棒が左の頬を突き抜けて頭(脳)を貫通しました。
しかし、彼は死なず、意識を失うことも、激しい痛みを感じることもなかったようです。
彼はもともと模範的な紳士だったようですが、事故の後は意地の悪い暴力的で信用できない人間になってしまったそうです。
ここまで聞くと、脳の一部が損傷したことによって、性格が変わっただけに思えます。
しかし、彼が死ぬ間際には、より友好的な性格に戻っていたという記述があります。
つまり、大きな損書をおったあ後でも、脳には治療能力によって回復する力があるのです。
神経可塑性
以前まで、脳細胞は増えることはなく、死ぬまで減少し続けると言われていました。
私も高校までサッカーをしていましたが、ヘディングをするたびに「細胞死んだ。またアホになったわ。」と思ったものです。
ですが今はそう思っていません。
脳は何歳になっても変わり続けます。
何歳になっても鍛えることができるのが脳なのです。
何か新しいことを経験するたびに、脳内の神経細胞間を繋ぐシナプスが新しく新生されたり、強化されたりします。
具体的にいうと、新しいことを勉強・経験したら、全てとは言いませんが、頭にインプットされたり、上達したりしますよね。
これは神経可塑性があるからできていることなのです。
そのくらい私たちの脳はしなやかで変化しやすいのです。
逆も然りで、脳の機能を低下させるのもまた簡単なのです。
低下させないための習慣はこの後の章で解説します。
記憶
記憶は新しい情報や解釈によって変化します。
人の記憶ほど曖昧なものはありません。
事実、昔の警察の取り調べではよくあったそうです。
無罪の人でも犯人だと思い事情聴取をする時にあたかもその人がやったかのように追い詰めることがありました。
するとその人はまるで犯罪を犯したかのように犯行を語るのです。
そんなことは全くやっていなくて、動機もあるにもかかわらずです。
人の記憶は非常に変わりやすいものなのです。
この記憶は暗記とは違います。
脳のさまざまな場所を使って記憶しています。
食べ物を食べる時を想像してみてください。
味覚や嗅覚、音、食感、温度などさまざまな感覚を使って食べ物を記憶しています。
決して脳の一部だけを使っているのではないのです。
これが一番大事なのですが、記憶は使わなければ忘れるということです。
この記事を読んでいる人は理系の人が多いかもしれませんが聞いてみます。
積分をどうやって解くか覚えている人はいますか?
高校で最後だった人は多分できないと思います。
私も積分を解くことはできません。
なぜか、高校以来積分なんか解いていないからです。
使わないと忘れるのが記憶です。
記憶をまとめましょう。
・新しい情報によって変化する。
・暗記とは違って、脳全体を使う
・使わなければ忘れる。
BDNF
BDNF…脳由来神経栄養因子
役割は神経細胞の成長や再生を促すことです。
このBDNFが記憶や認知機能に関係しているのです。
BDNFは脳の肥料とも呼ばれている物質です。
根っこのようにニューロンが広がるためにはなくてはならないものです。
脳の基本がわかったところで、脳の健康をたもつ方法を見ていきましょう。
脳の健康を保つ
さて、ここからは具体的な方法について解説します。
動く
運動は健康にいいのは聞き飽きたかもしれませんが、やはり運動は重要です。
どれくらい動けばいいかというと「1週間で150分の早歩き(一日21分程度)+インターバルトレーニング」で効果があると言われています。
インターバアルトレーニングはHIIT WBをおすすめします。
YouTubeにも上がっているのでそちらの動画を見ながらやるのが良いと思います。
また最大限まで健康になりたい人は1日64分の運動をすると良いです。
もちろんウォーキングとインターバルトレーニングで構いません。
研究では有酸素運動を20分以上が良いと言われています。
インターバルトレーニングを64分は違う意味で死んでします。
私の場合は30分程のウォーキングと30分程度のHIITをやっています。
方法はノルウェー式HIITとHIIT WBを組み合わせた方法です。
「4分HIIT WBをやり3分休憩」の1セットを四回繰り返します。
この合間の3分はハムストリングの筋トレをします。
これで28分です。
ノルマはクリアしているので問題ないでしょう。
私がまだとしが若いこともあり、健康になったと実感することはありませんが、不健康感じることは全くないので、健康を保てているのでしょう。
発見
人生死ぬまで勉強
人間の素晴らしいところは頭が他の動物よりも使えることです。
ですが使わなければ、脳は衰えます。
早期退職をした人はそうでない人に比べて認知症のリスクが高いです。
なので、新しいことを学んだり、経験したりして常に脳に刺激を与えることが大事です。
脳のレジリエンスを高めておくことで、認知症の症状が出ない場合も報告されています。
解剖すると認知症患者と脳が同じようになっているのに、認知症が発症せず、若さを保っている人がいるのです。
こうなるためには新しい勉強や経験をしてレジリエンスを高めておくことが大事なのです。
また人生の目的意識も大事です。
ポジティブ心理学にはPERMAの法則があります。
それぞれ頭文字をとってできているのですが、MはMeaning(人生の意義)を意味しています。
目的意識を持つことは脳の健康を保つためにも、心を健康に保つためにも重要なのです。
睡眠
睡眠はこちらの本がより詳しく書いてあります。
栄養
地中海食を食べる人はそうでない人と比べて、脳の体積が大きいと報告されています。
地中海食とは、ナッツや果物(特にベリー類)・野菜、オリーブオイル、魚類などです。
私も魚はできるだけ毎日食べるようにしてます。
おやつも基本ナッツです。
種類としては
・くるみ
・カシューナッツ
・アーモンド
これらをよく食べます。
おすすめのナッツ
筆者がおすすめしているのが、SHARP食です。
S Slash sugar(砂糖を減らす)
H Hydrate (水分補給をする)
A Add (増やす・オメガ3系脂肪酸)
R Reduce (減らす・カロリー制限)
P Plan
(計画する)
水分補給が簡単にできてすぐ効果があるので、急ぎの人はここからやりましょう。
社会的なつながり
人間関係は幸福度において一番重要なものです。
それだけではなく脳の健康にも重要なのです。
例えば、離婚は認知症のリスクを2倍に上げると報告されていたり、疎外感は身体的な痛みを感じた時と同じ脳の領域が活性したりすることがわかっています。
健康であるには良好な人間関係を築いておく必要があるのです。
良好な人間関係とは困った時に頼れる人がいることです。
すぐにはできないですよね。
そういう人はペットでも構いません。
人生の目的意識にもなりますし、会話のきっかけにもなります。
まとめ
脳の健康について今回解説をしました。
脳を健康に保つということは私たちの心や体も健康に保つことなのです。
武道の心技体とはよく言ったものですね。
心と体と技を繰り出す頭(脳)があって初めて武道は成り立ちます。
いや、昔の日本人はすごいな。
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